IKOBE
神戸:異人館と港への長き情熱
1960 —
北野の坂道に建つ異人館、そして川崎造船のドックに横たわる巨大な船体。神戸に育った徳永卓磨にとって、港町の風景は最初の、そして生涯の主題でした。
1975年に描かれた《ハッサム邸》は、いまは姿を消した建物の記憶を留める貴重な記録でもあります。失われゆく街の表情を、重ねた油彩の層に封じ込める——その姿勢は、のちのスペインでの制作にも受け継がれていきます。
STORY
父、卓磨が70年近く描き続けてきた約200点の作品たち。
港町・神戸に育ち、異人館や造船所のドックを描くことから始まった油彩の道。1973年、列車の窓から見えたラ・マンチャの白い風車に心を奪われてからは、スペインの小さな町カンポ・デ・クリプターナが、もう一つの故郷になりました。
このオンライン美術館は、二つの故郷で描かれた作品を一点ずつ記録し、いつでも、どこからでもご覧いただけるようにするためのものです。
徳永 良雄(画家の息子)
LAUNCH EXHIBITION
オンライン美術館の公開を記念して、神戸で展示会を開きます。画面ではお伝えしきれない油彩の質感を、ぜひ原画でご覧ください。
この展示会は終了しました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
TWO PILLARS OF A PAINTER
1960年から今日まで、半世紀を超える油彩の歩み。その画業は、生まれ育った港町・神戸と、ラ・マンチャの小さな町カンポ・デ・クリプターナという二つの地に深く根ざしています。
IKOBE
1960 —
北野の坂道に建つ異人館、そして川崎造船のドックに横たわる巨大な船体。神戸に育った徳永卓磨にとって、港町の風景は最初の、そして生涯の主題でした。
1975年に描かれた《ハッサム邸》は、いまは姿を消した建物の記憶を留める貴重な記録でもあります。失われゆく街の表情を、重ねた油彩の層に封じ込める——その姿勢は、のちのスペインでの制作にも受け継がれていきます。
IICAMPO DE CRIPTANA
1973 —
1973年、列車の窓から見えた白い風車。その出会いから半世紀、画家は毎夏のようにラ・マンチャの町へ通い、風車と白壁の家並み、一軒ごとに表情の異なる扉や窓を、すべて現地で描き続けてきました。
「白に1%でも他の色が感じられれば、それは純白ではない」。陰影を描いたのちに純白を重ねる独自の技法は、東洋と西洋の「白」の感覚の違いを見つめ続けた画家の哲学そのものです。
JOURNEY 2027
2027年の初夏、画家が半世紀通い続けたスペインの町、カンポ・デ・クリプターナを訪ねる旅を構想しています。
マドリードからラ・マンチャへ。風車の丘や白壁の路地など、父が絵を描いた場所に実際に立ち、町の人たちと交流します。グラナダのアルハンブラ宮殿も巡る、9日間ほどの行程を考えています。
日程や費用はまだ決まっていません。ご関心のある方は事前登録をお願いします。内容が決まり次第、優先してご案内します。
このページは旅の構想のご案内と、関心の登録の受付です。旅行のお申し込みではありません。正式な募集は旅行会社を通じて行う予定です。
JAPAN — SPAIN CULTURAL LEGACY PROJECT
「作品を、描かれた場所へ還したい」——画家本人のこの想いから、約200点の油彩画をカンポ・デ・クリプターナへ寄贈する構想が動き出しています。
画家の息子・徳永良雄が現地を訪問し、市の文化担当市議と会談。日本とスペインの文化交流の取り組みに対し、支持をいただきました。
TODAY'S PAINTING
訪れるたびに、所蔵作品から1点を選んで展示しています。
EXHIBITION ROOMS
LIMITED EDITION
画家の半世紀にわたる仕事を、次の世代へ。その歩みを共に支えてくださる方々のための、特別なご案内です。
20EDITIONS
所蔵作品のなかから選び抜いた20点のみを、限定数の高品位複製画として制作します。シリアルナンバー入り。正式な販売開始に先立ち、優先的にご案内いたします。
対象作品・価格・仕様は確定次第ご案内します。PatronsADVISORY BOARD
今後の作品管理、展示、宣伝戦略について、幅広いお立場から意見を交わしていただく支援者の会です。寄贈構想の進捗や非公開の記録も、いち早く共有いたします。
参加費は不要です。活動はオンラインを中心に行います。FEEDBACK
オンライン美術館のご感想や、作品の管理・AIの活用など今後の展開についてのご意見を募集しています。いただいた声は、これからの美術館づくりの参考にさせていただきます。
FIELD REPORT 2026
2026年9〜11月、カンポ・デ・クリプターナで現地取材を行っています。絵に描かれた場所の写真や、町の方々の証言を、特別展で順次公開します。
THE PAINTER
神戸で育ち、金沢美術工芸大学で油絵を学ぶ。1969年に初めてスペインへ渡り、プラド美術館で本物の名画と向き合ったことが、現場で描く画家としての出発点になった。